Jun 17 , 2026
「大極殿院北面回廊跡」銘板設置のお知らせ
株式会社 宮帯ならびに株式会社 宮帯出版社では、2026年6月16日、社屋敷地が道路に面する個所において、平安時代の遺構「大極殿院北面回廊跡」の位置を地面に敷設したタイルで明示し、説明文と略図をステンレス製銘板に刻印し掲示しました。いずれも、(公財)京都市埋蔵文化財研究所にご協力頂いて作成したものです。
平安時代の政治の中枢エリアであった平安宮の中でも、中心となったのは、南北450メートル、東西180メートルにも及ぶ広大な朝堂院と呼ぶ区画で、この朝堂院の北端近くにあった、天皇の即位式など最も重要な儀式が行われた壮麗な宮殿が大極殿でした。大極殿の東西と北には幅12メートルにも及ぶ回廊が巡らされていましたが、奇しくも弊社はこの回廊の北東角であった場所に位置しています。
天皇が出御する大極殿とその北にある控室である小安殿を、回廊と白虎楼・青龍楼という2棟の楼閣、および朝堂院の北門である昭慶門で囲んだ区画を、特に大極殿院と呼びます。実はこの大極殿院をかなり忠実に再現した施設が、岡崎にある平安神宮です。同宮では大極殿を再現した建物を拝殿としており、その周辺の回廊や楼閣も再現しています。ただし、平安神宮は、平安時代のオリジナルに比べ、大きさが8分の5に縮小されています。
同宮の社殿をご存知の方は、その倍ほどもあった巨大で壮麗な建造物が弊社の近隣に存在したことに、今回設置した銘板などをよすがとして、思いを馳せていただければ幸いです。
千年の都の、かつては中枢であった場所に社屋を営みますことを、大変光栄に思う次第です。近くまでお立ち寄りの節は、ぜひご覧ください。