岡宏憲 著 【宮帯茶人ブックレット】
将軍秀忠・家光の寵臣として厚遇され、数寄の分野で活躍した宗茂の後半生を詳述。
関ヶ原の戦いに敗れ改易されるも、将軍徳川秀忠の下で復権し、厚遇された立花宗茂。その茶人としての側面を、秀忠・家光や細川忠興、大徳寺などとの関わりから考察する。
立花宗茂は、安土桃山時代に九州北部を領した大名の一人である。大友氏や豊臣秀吉に仕え、関ヶ原の戦いでは西軍につき、敗れて改易される。ところが、江戸幕府2代将軍徳川秀忠の御伽衆(おとぎしゅう)に列せられたことで、彼の命運は大きく転換する。その後は徐々に復権を遂げ、ついには旧領を回復。筑後柳河藩立花家の祖となるのである。
宗茂について、こうした政治・軍事面における事績を扱う書籍は多いが、将軍秀忠・家光の御伽衆となり、将軍家の茶の湯という分野で重きをなした晩年の、文化面での事績が取り上げられることは、ほとんどないといってよい。
本書は、立花宗茂の、茶人として活躍した後半生に注目。彼を引き立てた将軍・親交を結んだ大名、ゆかりの深い豪商や寺院との関わりから考察する。また、数々の御成に相伴した事績に関連して、当時の将軍の数寄屋御成についても詳しく論じている。
【目次】
第一章 武将としての事績
第二章 宗茂の茶の湯の先行研究
第三章 宗茂と大徳寺
第四章 京都商人富士谷家
第五章 徳川秀忠・家光の御伽衆
第六章 細川忠興との親交
第七章 宗茂の茶道具
【著者プロフィール】
岡 宏憲 (おか ひろのり)
1982年、長崎県生まれ。2007年、九州大学大学院人文科学府歴史空間論専攻 日本史学専修修士課程修了。
専門は近世茶道史。茶の湯文化学会幹事、茶書研 究会研究調整幹事。
論文に「柳川藩主立花宗茂の茶の湯」(『茶の湯文化学』 十三号、2007年)などがある。
四六判 並製 208頁
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